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1. 大学入試改革の推移について
 
 皆様もよくご存じのように見直しになった大学入試改革ですが、2024年(現中学1年生の大学受験年度)より新方式により実施されることが決まっています。
英語科につきましては、民間試験へ完全移行になるかどうかは未だ不確定ですが、4技能評価の路線は変わらないと考えられます。

 また2020年度より小学校で、2021年度より中学校で、2022年度より高校で、新学習指導要領による指導が始まります。この時より導入される教科書は今までより難易度の高いものになってくると考えられます。小学5・6年の英語教科化に伴い、例えば中学校卒業までに学ぶ単語数は現行の1200語から1600〜1800語に増えます。文法面におきましても、「原形不定詞」「現在完了進行形」や「仮定法」が中学に降りてきます。また高校では「話す」「書く」の発信力の強化に重点が置かれ、英語でのプレゼンやディベート、ディスカッションが非常に多く行われるようになってくると思います。
 
果たして、これで本当に生徒たちの総合英語力が、実際に着実に伸びをしめすのか、まだまだ未知数な英語改革ですが、4技能向上を目指すその方向性は正しいと思います。また今年の東京オリンピック、2025年の大阪万博と世界から多くの外国人の流入が予想される中、コミュニカティブな総合英語力をつけることは、私たちに必須な教育課題でもあります。

クロアッサンアカデミーでは39年前の開業当初より「話す」ことから始め4技能指導を行ってきました。この方向性は変えることなく、高校での変化していく学校の英語指導に対応しつつ、生徒さんたちをサポートさせていただきます。




2. 英語4技能等に関して

1)語彙と読解力(読む力)
    さて民間テストによる「書く」「話す」能力の評価は延期されたものの、次年度の大学入試がどうなるかについては詳しくは公表されていない現状ですが、2020年度センター試験に代わっては大学共通テストが実施される予定でした。この試験では、民間テスト利用による「話す」「書く」の評価を前提に、共通テストでは読解100点リスニング100点の配点が予定されていたようです。
 このことにつきまして、今後どうなっていくのか見えない現状ですので、ここでは割愛させていただきます。

ここでは先ずは、読解力について書かせていただきたいと思います。
このテストで安定して8割以上の得点が取れるようになるには、学校教科書レベルをはるかに超えた豊富な語彙力と、長い英文でも頭読み式にスラスラと、しかも文法に沿って、しっかりと理解できる読解力が必要です。そしてこの読解にキーになるのが語彙力です。
豊富な深い語彙力無しには読解はできません。しかも、ただその単語の意味を一つだけ知っていても、文全体の意味がとれないことはよくあります。その単語の語源や使い方を知っている必要があるわけです。
 この語彙の習得にあたって、中学の時とは違って、しっかりと認識しておくべきことがあります。それは教科書の単語だけでは大学入試では十分ではないことです。中学で学んだ単語数はおよそ1200語で、高校の教科書でおよそ1800語を学ぶとされています。合計すると3000語になるわけですが、大学入試では5000〜6000語程度が必要とされます。つまり教科書以外の語彙を自分の言葉として、習得していく必要があるわけです。英語学習の大半は語彙の習得だと考えて下さい。語彙力が英語力を決めるといっても過言ではありません。

 

◇ 語彙の習得方
  1. My Words Book を作る。
  できるだけページ数の多い、一生使うつもりの持ち運びに便利な単語ノートを作って下さい。
どこで学んだ単語でも、覚えたい言葉はこの一冊に書き込んで、ひまがあれば覚えてください。(教科別、学年別などに作る必要はありません。)一杯になればBook1Book2・・・と増やしていって下さい。記入するのは単語だけではなく、例文も書いてください。英語から日本語、日本語から英語がスラスラ言えるようになるまで、その単語を自分が使っている気持ちにで、実際に声に出して覚えて下さい。何度も何度も繰り返して、覚えてください。
 

  2.単語調べを楽しむ・・・辞書の旅
 例えば教科書の予習でひとつの単語を調べた時に、その単語の意味を一つだけ書き取るのではなく、時間はかかりますが、辞書を読んで下さい。一つの単語に様々な使い方があることがわかります。(その意味では紙の辞書の方がお勧めです)その単語についての記述の中から、「これは大切そう、実用的に使えそう」と思った例文を拾い上げて記入し、その単語を例文ごと抜き出して覚えるようにして下さい。必ず英文が宙で言えるように、書きながらも覚えてほしいです。次にはその単語の前後を見ながら、派生語や反対語を同時に書き出して、予習の段階で覚えるようにしましょう。
例えばact…action…active…activity…activate…actor…actress…react…reactionといった風に同時に派生語も書き出してを覚えてしまいましょう。一つ単語を調べるだけで、例えば8個も得しますよね。例文の中に知らない単語が出てきたら、今度はそのページに飛んで、同じように書き出して、声に出して覚えていきましょう。この作業=辞書の旅を楽しんでほしいのです。大学入試頻単語3000と言った単語集で覚えるより、辞書の旅こそ、語彙習得の最強手段であることをお伝えしたいです。
 

3.熟語はイメージで理解する
  熟語は前置詞の持っている意味をイメージしながら覚えて下さい
例えば前置詞イメージから、次の単語の意味を「あーなるほど」とわかりますか?
この場合のgetは「〜の状態になる」と考えてくださいね。 

get in (入る)   get out(出る)  get into(中に入る)  get out of(の外に出る)   get away(逃げる)   get on(乗る)   get off(降りる)   get up(起きる)   get down(降りる)   get to(着く) get back(戻る)   get around(動き回る)   get across(横切る)  get over(乗り越える)   get along(仲良くする)   get together(集まる)等のように辞書を調べてMy Words Bookに書き込んで下さい。言葉の使い方や関連性が自然とわかるようになってきます。時間はかかりますが、この学習を楽しみながら、続けることによって、長文読解などに出題される長文でもイメージを持ちながら、速読できるようになってきます。


4. ラクスタを作る
 時間があれば単語帳から見て、口に出して覚えることはとても大切ですが、何度覚えても時間が経つと抜けていく単語も多くあります。あるいは覚えたつもりでも、いざ使おうとすると出てこない経験は皆さんお持ちだと思います。一度覚えてしまうと、なかなか忘れない、しかも日本語で出てきたときに直に英語が言える、しかも楽ちんな覚え方があります。スマホをお持ちの当校の中学、高校、大人の生徒さんにはお話ししているのですが、それは自分で自分の覚えたい単語や英文をラクスタに作ることです。何のことかお分かりにならないと思います。詳しい説明はこちらのページをご覧ください。


【ラクスタメソッド】ポーズ?と?で真似てポーズ?で考えて言ってみる。
               
自分の好きな曲をBGMに自分で録音してみてください。
                                         最初は自分の声が気になっても・・・
定着しますハマります!



簡単に自分で作れますので、是非トライしてみてください。
 
そうしてできたラクスタを、できるだけ何回も聞いて、いつも声に出して単語や英文を覚えて自分の言葉にして下さい。本当にわかる、使える英語の語彙がどんどん増えていきますよ。



◇速読力の習得方法
上記の方法で、語彙を習得にあたって書き込んだ例文を、声に出して宙でスラスラ言えるように覚えていくことを何度も繰り返して学習が進むにつれて、英文のパターンが深く定着し、速読する力と長い難解な文章でも意味が取れるようになる読解力が身に付いてきます。またよくご存じのことかと思いますが、長文の読解をするのに、英文をいちいち日本語に直す必要はありません。頭読み式に、「誰が、何をした、何のために、どのように、どこで、いつ」という流れで理解してください。
 例えば簡単な例をあげてみます。
One of her friends who lives in Tokyo sent her a present for her birthday which he bought when he visited Tokyo Disney Land the other day.
 頭読みとは、後ろから日本語に訳すのではなく、「彼女の友達のひとりは、東京に住んでいて、彼女プレゼントを贈った、誕生日のための、それを彼は買った、東京ディズニーランドを訪れた時に、先日」という風に一度読んだら、英文のままに早く意味が取れるようになる読み方です。
日本語に訳しなさいという時だけ、「東京に住んでいる彼女の友達の一人が、先日ディスニ―ランドを訪れた時に買った誕生日プレゼントを送ってくれました」と訳せば良いわけです。どんな難解な文でもつながりを感じながら、頭から順番に意味を取っていけば、必ず意味がわかりますよ。
 

2)文法
  高校の教科名で言うと「英語表現」で中学よりさらに高度に思える文法を習うわけです。英語は文法に非常に忠実な言語です、なので文法は非常に大切なのですが、その学び方で、英語力にうんと差が出ますので、文法学習について少しコメントさせてください。
簡単な例で恐縮ですが、例えば文法のexcerciseに次のような問題があるとします。
  ( )に入れる適語を選びなさい。
   I think you'd better not(  )out late at night.  選択肢は(to go, going, gone, go) 
出題の意図はhad betterの後は動詞の原形ということです。たいていの生徒さんは、それを知っていたら正解し、次の問題、次の問題とどんどん先へ進めていきます。しかしながら、文法学習を通して身に付けるべき力は「作文力」つまり「書く」「話す」力です。そのためにはもう一歩、?「そうか、hadbetter は切離して使わないからいから had not better go にはならずhad better not goの形になるのか」「had betterはむしろshuould(〜すべき)よりも 非常に強い表現で、〜した方が良いし、しないと大変なことになる」というある種脅迫的な意味を含んだ表現です。
 大切なこととは、このことを理解したうえで、時間はかかりますが、この全文をスラスラ自分の言葉として言えるように口頭練習する事です。



3)リスニング(聴解力)

◇自分の発音を正しく直せば、リスニングがわかる!

  リスニングの力を向上させる一番の近道は自分の発音とイントネーションを正しく直すことです。口と耳は繋がっています。だから自分が間違った発音をしていて、正しくリスニングできるわけがありません。正しい発音と英語らしいイントネーションが身に付くと、自然とリスニングができるようになってきます。発音はいつからでも正しい発音に直すことができます。たとえ間違った発音で覚えていたとすれば、それに気づいた時点から、正しい発音を何度か口に出して発音練習をすれば、しっかりと正しい発音を定着させることができます。。
今更と思われるかもしれませんが、英語のスペリングから大抵の発音は判断できますので、もし発音が少し苦手な方は、発音記号とその発音を学び直されるのが一番の早道だと思います。

小学生用のテキストからの一部で恐縮ですが、例えば次の「4つの”ア”」の発音のような基礎をもう一度確認されてみるのも発音チェックには大切かと思います。






 































◇ シャード―ウィングをする
  中学生から取り入れている練習法ではありますが、初めの段階は、文の途中でCDを止め、意味を感じながら、同じ内容を繰り返してみます。これができるようになったら最終段階では、CDを止めることなく、耳は耳で独立して、英文を耳で追いながら、同時に意味を理解し、口は口で独立して、同じことを繰り返します。非常に難しいですが、これを続けると、一語一句をはっきりと聞き取れるようになり、リスニング能力の向上に抜群の成果があります。

 

4)話す・書く(会話力・作文、論述力)
  
 英語が話せるということは、リスニングも読解も文法も発音も作文も全部できることを意味します。しかしながら、この段階に至るには、実際に英語で話す練習の機会を多く持つことが非常に大切です。また実際に対話の相手がいない状況であっても、自分がだれかとその英語表現を使っている意識を持って、声に出して口頭練習する学習が大切です。
英語学習を英語から日本語に訳して終わったり、文法の穴埋めをして終わるのではなく、すべての英文を日本語から、即座に文を組み立てながら宙で英文を言う練習や、テキストを見ないで行うダイアログ練習(対話練習)をできるだけ多く行っていただきたいです。

 また結論を先に述べその意見を支える理由を具体的な例をあげてわかりやすく説明し、もう一度「だから〜だと思います」と言った、英語的な話し方ができるようになることが求めらています。

 例えば英検でも3級からは作文で自分の意見をその理由を付けて述べることが求められます。


I think 〜. I have two reasons to support this idea. First, 〜. For example, 〜. Second, 〜. According to the figure 1, it says 〜.  From the above, I think 〜.

このように、今後、英語の4技能習得のための学習としては、自分の考え方を発表するプレゼンテーションや、それそれの立場から英語での意見交換や議論を英語で行うディベートのような学習が、ますます英語授業の中で取り入れらるようになってくるかと思われます。


 3.高校クラスの概要
  
【Bコース英語】少人数編成
  国公立、有名私立大学合格を念頭に、超英語力を身に付けるコースです。 
       
※学習目標を次の2点に絞ります。

1)国公立、私立有名大学入試を念頭に、今年度より始まる大学共通テストで8割9割の得点ができることと、さらには未だ未定ながら、「書く、話す」能力評価の民間試験導入されることを想定し、
英語総合力(語彙力、読解力、聴解力、会話力、論述力、文法理解力)を育てることを目標とします。
指導のポイントは前述の通りです。

2)有名大学への学校推薦を念頭に、学校教科書内容の指導、完全定着を図り、学校の成績の向上を目標とします。


※受講生の希望・目標を聞き取りの上、これに合致した指導を行います。


【Aコース英語】少人数編成
  私立大学合格や海外留学を念頭に、超英語力を身に付けるコースです。
 
 
指導内容はBコースと同じです。

※どちらのコースも受講生の目標希望を確認の上、ラクスタ学習、オンライン学習なども導入します。





 
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