【一般動詞 時制の変化】 未来形 現在進行形 過去形 現在形
ここでの狙いは、すべての動作には「する前、しているとき、した後」があるということ。日本語なら例えば「これから食べます」「今食べています」「食べました」と語尾を変化させて簡単に言うことができます。英語でも同じです。 I will eat. ( I'll eat.) I'm eating. I ate.とスラスラ言えるべきです。
ここでの楽しい導入は、小さな袋にチョコやキャンディーやクッキーなんかが何個か入ったものを渡し、I’ll eat a cookie. I'm eating a cookie. I ate a cookie.と食べる前、食べてながら、食べ終わって発話練習をすると楽しめます。 さらに今度は、まず I'll go to the door. と言い、生徒には You'll go to the door. と反応させます。 次にドアに向かいながら、 I'm going to the door. 生徒は You are going to the door. ドアまで行って帰ってきてドアの方を指して I went to the door. 生徒は You went to the door.と反応。今度は右のページにあるように絵や写真を動かしながら、He will go to school. He is going to school. He went to school. 生徒に発話させます。慣れてきたら、ラケットやおもちゃのピアノなどを用意して、2チームに分かれて、レースにて、ラケットを振る前に "I'll play badminton. " 振りながら "I'm playing badminton. " 振り終わってから " I played badminton." ・・・・・・・子供たちは必死に3パタンをマスターしてしまいます。そして最後に現在形 "I go to school." や "I play tennis."はいつもの習慣を表すときにだけ使うことを、前の3つと区分して、理解させてあげて下さい。(重要) 簡単に言えば「これから何をするの」の質問に対する答えが"I'll play soccer. "で「今何をしているの」の答えが" I'm playing soccer. "で「何をしたの」の答えが" I played soccer. "で「いつも何をしているの」に対して習慣を答えるのが "I play tennis. "ですと教えるとスッキリかなと思います。
【Be動詞時制の変化】現在 過去 未来
黒板に右のページのような絵を描きながら導入していただくのが一番わかりやすいです。
このあとは、今までのHow are you? の質問のあとにHow was school?も毎回聞いてあげて下さい。
あいさつみたいなものなので、子どもにはIt wa fun. やIt was so so.とか It was great.など答えてもらったらいいですね。またWere you sleepy today? とか Where were you last night? How old were you last year? とかWhat will you be in the future? Where will you be tomorrow? How old will you be next year? などBe動詞の過去形や未来の表現を使った質問や答え方を練習してください。
【不定詞 名詞的用法 〜すること】 I want to eat some cake.
不定詞の名詞的用法「〜すること」の導入としては、次のような絵を使って、She likes to cook curry. She likes to eat curry.と繰り返させたあと、Which do you like? とやれば、説明しなくても、 I like to 〜と答えさせることができます。練習をすると、わかりやすいと思います。右の絵だとShe likes to listen to music. とShe likes to play musicです。 いろいろな国の景色などの写真を見せて、Where do you want to go? でいろいろな国を紹介するのはとても楽しいですね。
また Where do you want to go this summer? What do you want to eat tonight? と聞きあったりI want to go to Austraria, and want to see koalas. などと、「〜に行って、〜を見たい」とか「〜を食べたい」等してみたいことを発表しあって下さい。
【不定詞 副詞的用法 〜するために】I go to school to study.
Where diid you go yesterday ? と聞いて、例えば答えが I went to the convenience store. だったら Why did you go there?と聞くと I went there to buy some bread. などサッと答えられるようになるように練習して下さい。
作文ゲームも楽しいです。簡単な方法は、いろいろな場所のカードの山と動詞のカードの山を用意しておいて、先ずはカードを引く人にみんなが質問をします。Where did you go yesterday? カードを一枚引いて、例えばI went to the sea. と答えます。みんなは次にWhy did you go to the sea? と尋ねます。答える人は動詞のカードを一枚い引いて、例えばI went to the sea to watch TV.のように引いたカードの内容で答えます。へんてこな文をUnbelievable!と楽しんで下さい。
【不定詞の形容詞的用法〜するための】I want something to drink.
形容詞的用法を使った文を発話させるには、例えば chopstics, phone, dictionary, washing machine, fork 等のカードを用意して、まずは、カードを見せないで、OK,this is some machine to wash clothes. What's this? と聞いて、当てるゲームが良いです。次は他のカードを適当に配って、順番にヒントを出題させます。例えば This is something to check the words. This is something to talk to your friends with. This is something to eat Japanese food with. This is somethng to eat a steak with. などとヒントを言いやすいカードを用意するのがコツです。もし将来のことを考えて文法の説明をする必要があると思われた場合は、できるだけわかりやすく、例えばやさしい人、「やさしい」のように「人」(名詞)にかかる言葉が形容詞。やさしく話す、「やさしく」のように「話す」(動詞)にかかる言葉が副詞とわかりやすい例をいろいろあげて説明したあとで、「買うために」は「行く」にかかるから副詞的用法と言うよ。という風に中途半端ではなく、しっかりと説明してあげる必要があります。しかしかえってややこしくさせるなと感じられたら、「すること」「するために」「するために」の3つの使い方があるよ。という説明だけでも十分です。大切なことは3つの文をスラスラと使う力をつけてあげることです。
【助動詞 may must must not】許可・義務・禁止
以前、高校生をアメリカ旅行に連れっていった時、「先生、May I 〜?だけ知ってたらなんでも聞けるね」と、興奮して話してたのを思い出しますが、May I 〜?と聞けば、とても丁寧なので表現なので気を悪くされることはない、正に万能な英語表現です。例えばコーヒーがほしかったら、"May I have coffee, please?"か"Could you give me coffee, please."でOKです。相手の名前を聞きたかったら同じく "May I have your name?" か "Could you tell me your name?"でOKです。
楽しいアクティビティーとしては インタビュー表を作っておいて、May I have your name? May I have your adress? birthday? favorite food? unfavorite food? と子どもどうし聞きあってリストを作るだけで楽しいものです。
また、May I open the window? May I shake hands with you? May I use your pen? のように、紙に書いて折りたたんで、教室のあちこちに隠します。Ready Goで見つけたら誰かに聞きます。聞かれたら、必ずSure, go ahead. と答えて、質問者は実際にその内容を実行するというルールにしておいて、May I kick you?なんて書いた紙も入れておくと、子どもたちは英語を使ってとても楽しんでくれます。
【have to, don't have to, should, shall I (we) ? 】
ここを教えるときは、いつもユーミンの「守ってあげたい」の曲の出だしだけをいっしょに歌ってもらいます。 ♪ You don't have to worry worry. 守ってあげたい〜♪
またここではダイアローグ練習をしっかりやっていただきたいです。ダイアログを練習するときは、丸覚えするのではなく、伝えたい意味を考えながらスラスラと相手の目を見て話せるようになるまで、何度も練習してください。役割も後退してどちらもできるように練習して下さい。 クロアッサンアカデミーの以前のラクスタ英語発表会から第2位だった生徒さんの発表を掲載しておきます。当時小6小3の姉妹(当時、英語英会話学習歴1年半)による発表でした。とてもよかったです。今でもこのダイアログのフレーズがいつでも勝手に口から飛び出すそうです。
【丁寧表現 依頼の表現 Could you 〜? Would you 〜?】
ここでは外国人役と日本人役に分かれて、道案内をしっかり練習して下さい。通りを歩いてくるところから、下のダイアローグのパターンで役割を交代しながら何度も練習して下さい。教室にいろいろな場所のカードを置いて練習したり、黒板に目的地や地図をかいて、いろいろなパターンで練習していただきたいです。またお店屋さんごっこで、Could I have cola and a hamburger, please? For here or to go? などの練習もしてください。
【文をつなぐ接続詞 When】
この文の導入にはいつもJazz Chants for Children に載っている ♪ When I was a baby, I used to cry.♪ を歌うことからはじめます。とっても印象的な歌で一度一緒に歌いながら聞くだけで残ります。次はオセロゲームをよくやります。黒板に、感情の形容詞を縦に4〜5枚、アクションの動詞を横に4〜5枚並べて表を書きます。色違いの小さいマグネットを準備しておいて、ジャンケンでオセロゲームをします。ルールは角は横二つが埋まるまで取れないことにして、二つが埋まれば「アタックチャンス」と宣言して、英語の質問に答えたチームに権利が与えらることにしておきます。挟めば相手の色を自分の色にできるので、とても白熱します。
また左に場所のカードを並べて、右に動物や職業やキャラクターのカードを並べて、オセロゲームにするとWhen I visited (went to) the restaurant, I saw an elephant. みたいなへんてこな文もできて楽しめます。
【文と文をつなぐ接続詞 if because while 】
if は仮定法で使うことが多いですが、今ここで仮定法を小学生に教えることは少しナンセンスかなと思います。ここでは文をつなぐ接続詞 if の使い方だけを覚えることに集中していただいて(仮定法はちょっと置いておいて)、例えば自分の夢を発表できる次のような質問を聞きあって下さい。If you have no school everyday, what will you do? If you have much money, what will you do? If you have a chance to travel, where do you want to go? If you can get some superpower, what kind of power do you want? If your parents say "We will buy you anything, what do you want to get?のような感じで質問し、答える人もIf I have much money,..........とif 節もつけて答える練習を楽しんで下さい。
【比較の表現 比較級・最上級】Minne is taller than Mela.
比較の導入で一番わかりやすい方法は、動物コンテストをすると良いです。写真の方がリアリティがあってよいので、いろいろな動物の写真を用意します。 まずは写真を見せながら、 A horse is big. A bear is big. An elephant is big. A hippo is big.とやって、今度はホースとベアーの写真見せて手を広げながらWhich is bigger, a horse or a bear? と聞いて子供たちの主観で例えばA horse is bigger than a bear.決めさせます。負けた動物は裏返して、最後に残った動物を "An elephant is the biggest of all."とやる。 同様にtall, strong, fast, smart, cute などそれぞれの最上級を選んでいく中で、子供たちは比較表現をマスターします。すべてに通じることですが、文字から入れば簡単に理解させることができるのですが、その英語表現を自分の言葉として深く習得させるためには、子供たちに考えながら発話させることが非常に大切です。考えながら発した言葉は定着します。逆に文字から覚えた言葉は、実際に使わないとすぐに忘れてしまいます。
これで比較級と最上級の基礎表現が身に付いたら、今度は子供どうし "Who is the tallest in your family?"とか " Who is the fastest in your class?"など身近なことを聞き合いさせると、子供たちは「ああ、こういう風に使うのか」ということがわかりり、英語が使えるようになります。
more〜 the most〜の表現だったら、雑誌などから、いろいろな面白い人物写真(例えば赤ちゃんの写真や、漫画の写真や絵などを切り抜き "Who is the most handsome?"などとあくまでも遊びで楽しくコンテストをするのも楽しいです。
【価値観あてゲーム Guess what is more important for me?】
このゲームは子供から大人までとっても盛り上がって楽しめるゲームですので、是非トライして下さい。言ってみれば "Which is more important?" いわゆる「価値観ランキング当てゲーム」です。
まずみんなで小さな紙になんでもいいので、価値のありそうな物から、あまりなさそうなものまで、例えば "music""a million yen""water""English" ”family""ramen"など、ランキングをあてる材料を書き込みます。書いた紙は見えないように4つ折りくらいにして、真ん中に集めます。最初の人はその中から4枚をランダムに選び広げ皆にみせます。そして自分の中の価値観ランキングを書きとめます。他の人はその人にとって何が価値があるかを考えて、予想し書き留めます。予想のランキングが当たればポイントです。全員のランキング記入が終われば順番に予想ランキングと、なぜそう思うのかの理由を英語で説明していきます。この中で比較級、最上級を使う練習をします。例えば " I think the most important thing for her must be music, because she likes playing the piano very much. She can't live without music. The secont important thing for her is a million yen, because everyone likes money. Water is more important than English, I think. Because we can't live a life without water."といった風に各自が自分の予想ランキングとその理由を英語で発表し、最後に本人が自分のつけたランキングとその理由を発表して、いくつ合っていたかを競うゲームです。本人と同じ予想ができた分がポイントです。 4〜5人以内ですると本当に楽しく盛り上がります。 人数が多い場合は、一人づつランキング予想とその根拠を発表していると時間がかかりすぎてしまいますので、本人だけの発表でもよいと思います。
【受け身の表現 1.2/ 受動態】 He is loved by her.
受け身の表現には過去分詞が登場します。過去と名前がついているので過去形とこんがらがる子供たちが多くいます。右のページにあるように happy な状態と同じく、eating なら「食べている状態」、過去分詞の eaten なら「食べられている状態」を表す形容詞と同じような表現であることを初めにしっかりと理解させることが大切です。
例えば下のように "This fish is big.""A big fish is eating a small fish." "A small fish is eaten by a big fish."の3つの文は同じA=Bの文であるので、=にあたるbe 動詞が絶対必要なことをわかりやすく説明してあげることがポイントです。
現在進行形は「be動詞+動詞ing」 受け身の文は「be動詞+過去分詞」と覚えさせる前に、この説明をしてあげると、よくわかります。 右のページでは絵だけを見て、丸覚えではなく考えながら、二つの文が宙でスラスラと言えるように何度も練習して下さい。
【受け身の表現 3】 Botchan was written by Soseki.
ここでは、例えば歌手名当てクイズ ○○is sung by○〇. 作曲家あてクイズ ○○was composed by ○○. 著者名当てクイズ ○○ was written by○○. 発明者発見者当てクイズ ○○was made (discovered) by ○○. 世界の言語当てクイズ 〇〇is spoken in ○○. のように先生や生徒が交代で、例えば曲の名前を言って、歌手名を当ててもらいます。クイズ形式でどんどん受け身の文を発表させると良いと思います。 あるいは何かの絵を1分以内でほかの人には見せないで描いてもらって、皆に見せてもよいか聞いてから、I think the picture was drawn by〇〇. と誰に描かれた絵かを当てるゲームも盛り上がります。